BYO Studio - 店舗の看板をデザインする

店舗の看板をデザインする

▼ 目次

看板は店舗の顔になる

店舗を立ち上げた際に看板を立てて宣伝すると思いますが、看板をデザインするにあたって重要なことはどんなことでしょうか?
まずはじめに看板は店舗そのものを宣伝する場合もあれば、店舗で扱っているものを宣伝する場合もありますし、どのくらいの距離で見てもらいたいのかによってもデザインを変えていかなければなりません。
特に初めて店舗を立ち上げる場合、そのあたりのことがいまいちよく分からず集客に失敗してしまうケースもあるので、店舗にとって適切な看板とはどんなものか理解するところからスタートしましょう。

看板は店舗の顔になるものですから、まずはできるだけ見やすいことを意識しなければなりません。
見やすい看板とひと言で言ってもなかなか難しいのですが、これはターゲットをどこに絞るかによってある程度設定できる部分です。

たとえば大きな道路沿いにある店舗と、街中にある店舗では看板を見る距離が大きく変わってきます。
大きな道路沿いにある店舗はほとんどが車やバイクなどから入ってくるお客さんになりますので、そういった人たちをターゲットに看板を作る必要があります。
つまり車やバイクで走りながらでも店舗名やどんなものを扱っているのかが分かるくらいの大きさでなければいけませんし、急に停止しなくても良いようにある程度の距離でも見える位置に設置する必要があります。
距離としては国土交通省の「公共交通機関旅客施設の移動円滑化整備ガイドライン」によると両眼矯正視力0.5を想定して視力0.5の人が一定距離はなれた場所からでも看板の文字を確認できる距離が適切となっています。

看板を作るときには目視できる距離はどれくらいがベストなのか公式があって、文字の縦サイズ(cm)=看板までの距離(cm)÷250に当てはめると良いとされています。
車やバイクで走っている車に看板を見てもらうならこの公式を利用するなど工夫してみてください。
また、歩いている人に看板を確認してもらうときには、近距離がメインになりますので、ある程度の距離から見えるようにすることも大事ですがきちんと内容を確認できるようにしておいたほうがいいかもしれません。

近距離の看板をデザインするときのコツ

近距離の看板をデザインするときに意識しておきたいのは、遠くから見たときに注目できる看板と近くから見た看板を見たときに注目できる看板の2種類を用意することで、たとえば洋食屋さんなどの場合お店の看板は遠くの距離からでも見えやすいものがいいですが、近くの看板はメニューなどを少し細かく記載したほうが分かりやすいと思います。
またデザインするときに注意したいのは必ず見る側に立って作成することで、どれだけ魅力的な看板をデザインしたとしても、それを見てもらえなければ意味がありませんので、その点を踏まえて遠くからでも見やすいもの、近くで見るときにはきちんと内容を確認できるものにしたほうがいいでしょう。

たとえば食事のメニューを英語表記にするのであれば日本語も下に書いて、どのような料理なのか説明したほうが親切ですし、ランチメニューを入ってから確認するよりも看板に記載しておくほうが選ぶ手間も省けるので店内の回転も良くなります。
デザイン性の高さはもちろん重要ですが、まずは何よりも来てくれる人から見て見やすいことが重要になることが分かると思います。

何のお店かすぐにチェックできるか

そして看板のデザインをするときには必ず何のお店かすぐにチェックできるようにする必要があって、これはすべてのお店の看板に共通する部分です。
たまにデザイン性にこだわり過ぎたあまりにどんなお店なのか看板を見ただけでは分からないようなところもありますが、そういったお店だといまいち足を踏み入れる気になりませんし、勇気がいります。
ですからここが明確になっているだけで看板を見る人に安心感を与えられますし、それができているお店はだいたいある程度の集客があります。
おしゃれなデザインは確かに人の目を惹きつけますし個性的ではありますが、それだけでは集客には繋がりませんので、デザイン性の高さと同時に伝えたいことは何かをきちんと整理してから看板を作成しましょう。

看板はそれほどごちゃごちゃされる必要はありませんので、特に店名などは遠くから見ても読めるくらいがベストなので、あまりなじみのないフォントを使うのはおすすめできません。
さらにできればそのお店がどんなお店なのか少しでもイメージできたほうがいいので、たとえば食事をするところであれば洋食なのか和食なのか喫茶なのか記載しておくだけでも全然違います。
街中で見かける看板にもそういった記載が必ずありますし、これから看板を作成していろいろと宣伝していくのであれば、自分たちが納得できるデザインにするというよりも客観的に見て見やすくデザイン性が高いかを意識したほうがいいでしょう。